わかめは薄毛を解消できる食べ物?3つの栄養素が薄毛対策に効果的!?

食事について

古くから、わかめは薄毛に効果があると言われ続けています。しかし、わかめの薄毛効果には科学的根拠がないという意見も多く見られます。

わかめを食べれば本当に薄毛を解消できるのでしょうか?

この記事では、わかめと薄毛の関連性やわかめに含まれる成分が頭髪にどう影響するのかについて解説します。

わかめで薄毛を解消できるエビデンスはない

古くから、わかめに関する都市伝説として「わかめを食べると丈夫で黒々した頭髪になる」と信じられていました。しかし、わかめを食べるだけでは丈夫で黒々とした頭髪が実現できるわけではありません。

これは、科学的な根拠がないために迷信と言わざるを得ません。ただ、全く効果がないかと言われればそうとも言い切れません。わかめは、頭髪の三大栄養素と言われる以下の栄養素を摂取できる食べ物です。

  • タンパク質
  • ビタミン類
  • 亜鉛

三大栄養素が網羅されているだけではなく、身体の健康を整えるために必要な栄養素が含まれており、体質を改善することで薄毛を防止できるという一定の効果は期待できます。

頭髪の三大栄養素が網羅されているわかめですが、頭髪が増えると言い切れるほどの有力なエビデンスはないというだけです。

わかめを摂取することで得られる栄養成分

わかめを食べることにより得られる栄養成分には、以下5つがあります。

  • ビタミン
  • ミネラル
  • 食物繊維
  • フコイダン
  • アルギニン酸

それぞれの成分と、薄毛への効果について詳しく解説します。

栄養素1|ビタミン

細胞の機能を活性化させる効果があるビタミンは、頭皮の健康のためにも欠かせない成分です。10種類以上存在するビタミンですが、頭髪の毛や頭皮環境へ大きく影響するのが、以下4つのビタミンです。

  • ビタミンA:血流を改善して頭皮環境を整える。皮膚や粘膜を守って免疫力を高める
  • ビタミンB群:頭皮の新陳代謝機能を活性化する
  • ビタミンC:抗酸化力や免疫力を高めて頭髪の成長を促進する
  • ビタミンE:細胞の酸化を抑える

さらに、ビタミンB群の中でもビタミンB6とB12が頭髪の成長に欠かせない存在です。

ビタミンB6は頭皮の新陳代謝を促し、ビタミンB12は赤血球の生成を促進します。ビタミンB6とB12との相乗効果によって、毛細血管を強くして頭皮環境を改善する効果が期待できるのです。

栄養素2|ミネラル

ミネラルとは、人間の組織や機関の構成成分の中で、酸素や炭素、水素、窒素以外の元素のことを指し、1日の必要摂取量によって2分されます。

  • 1日の必要摂取量が100mgを超えるものを多量ミネラル
  • 1日の必要摂取量が100mg以下は微量ミネラル

中でも、不足することで頭髪の成長に多大な影響を与えるのが微量ミネラルである亜鉛です。体内の亜鉛が欠乏することで、亜鉛欠乏症の症状として脱毛が発生するリスクが高まります。

わかめには、亜鉛が多く含まれており、亜鉛不足による脱毛の予防効果が期待できるのです。また、わかめにはヨウ素も豊富に含まれています。新陳代謝に必要な甲状腺ホルモンの働きを正常化するため、薄毛対策としても有効的です。

栄養素3|食物繊維

食物繊維は、小腸で吸収や吸収されないまま大腸まで達する食品成分となります。

便秘の予防につながる整腸効果や、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などの機能があります。

日本人は食物繊維が不足している傾向にあり、積極的な摂取が求められているのです。わかめには食物繊維が多く含まれていますが、薄毛に対して直接的な効果はない成分です。

食物繊維は、亜鉛の吸収を阻害する作用があるために、他の食材とバランス良く摂取することを推奨します。

栄養素4|フコイダン

フダイコンは、免疫の正常化や抗がん作用・抗ピロリ菌作用・抗アレルギー効果・コレステロール低減などに効果がある成分です。

わかめのぬめりに含まれている主成分がフダイコンになります。実は、フダイコンはまだ生物活性の関係が明らかにされていない、謎の成分としても知られています。

フダイコンは、育毛剤に含まれることもあり、直接頭皮に浸透させることで育毛を促します。

栄養素5|アルギニン

アルギニンは、さまざまなホルモン分泌をつかさどる、下垂体を正常に機能させるために必要なアミノ酸です。特に、成長ホルモンの生成と放出に重要な役割を果たしています。

成長ホルモンはアンチエイジング効果があり、毛髪の再生効果も期待できます。さらに、アンモニアの解毒や血管の拡張による血流改善も可能で、頭皮の血流を正常化することによって薄毛を防止できる可能性があります。

わかめのぬめり成分には、フダイコンだけでなくアルギニンも含まれ、薄毛の予防に役立つ成分を効果的に摂取できます。

わかめを食べて健康を維持できれば薄毛を予防できる

わかめを食べることで、直接的に薄毛予防の効果があるビタミンや亜鉛を摂取できます。また、カロリーの少ないわかめを食べて健康を維持できれば、薄毛が発生する可能性を抑えることができるのです。

ここでは、わかめのビタミンや亜鉛などを効果的に摂取できるメニューを3つ紹介します。上手にわかめを取り入れて、健康を維持とともに薄毛を予防しましょう。

サラダ「低カロリーで必要な栄養を摂取できる中華系サラダ」

わかめは、サラダの食材として広く使用されています。特に、中華系のサラダではわかめは欠かせない存在です。

サラダはヘルシーなメニューですが、さすがにわかめだけのサラダは味気ないものです。そこで、他の栄養素もうまく合わせて摂取するのが良いでしょう。

手軽かつヘルシーさをキープしたサラダとして、おすすめなのがわかめの香味サラダです。レタスや豆腐を多く入れた具だくさんのサラダにして、生食用のわかめを使用すると食感も楽しめます。

スープ「たっぷりわかめを使用した韓国風スープ」

スープや味噌汁の具材として、わかめは広く活用されています。特に、カットわかめを使用すれば水で戻すだけで使用できるのが良いですね。

わかめに含まれる栄養素は、乾燥加工や加熱処理してもそこなわれないという特徴があるため、スープにしても安心です。

わかめスープとしておすすめしたいのが、韓国風わかめスープです。おすすめレシピは、ダシダと酒を中心に味付けし、ごま油を入れてアクセントを付けた韓国風スープで、より本場韓国風の味わいを再現できます。

和え物「炒めて風味を増したわかめの和え物」

サラダ以外でわかめをメインとしたメニューを考える場合、和え物もおすすめです。さっぱりしていて、ヘルシーな和え物は健康維持のためにも積極的に摂取したいですね。

わかめの和え物は、ねぎと合わせてニンニク・ごま油・すりごまをトッピングして醤油・本みりん・豆板醤で味付けする調理方法がおすすめです。また、和え物ですが少し炒めることで風味が立ち、よりおいしくいただけます。

わかめを摂取して薄毛予防に取り組もう!

わかめは、明確に薄毛に効果があるというエビデンスは残念ながらありません。ただ、健康を維持するために必須な栄養素が豊富に含まれており、薄毛を発生させにくくすることもできるのです。

ヘルシーなわかめを積極的に摂取して、薄毛予防に取り組んでみてはいかがでしょうか?



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